カンパニョーロは、トゥーリオ・カンパニョーロによって、1933年ヴィチェンツァに設立され、性能、技術革新、製品とサービスのクオリティといった3つの基本的なコンセプトに集中することで、その業績を伸ばしてきました。創設初期には、いまやレジェンドとなったジーノ・バルタリやファウスト・コッピらをビッグレースの勝利に導き、今日に至るまで多くの勝利をユーザーであるトップレーサー達と分かち合っています。
カンパニョーロのこだわり
カンパニョーロの製品は、最高の革新的テクノロジーと生産方法を採用し、カーボン・ファイバー、チタニウム、アルミ軽合金といった航空宇宙業界で使われる最高品質のマテリアルを使用して生産されています。何十年もの間アルミニウムが素材的に優位を占めていましたが、カンパニョーロはカーボン・ファイバーを、今まで自転車マーケットでは考えられなかった方法で応用し、一躍有名になりました。
そして、イノベーション、クオリティ、パフォーマンスの面でトップレベルにあるだけではなく、カンパニョーロ製品はデザインの面でもベンチマークになっています。このことは、イタリア・デザイン協会が選定する権威あるコンパッソ・ドーロ賞に、ヴェローチェ・グループセット、エルゴパワー・コントロール、シャマル・ハイ・プロファイル・ホイールが選ばれたことでも証明されています。
カンパニョーロは自転車界のスターであるだけではなく、一般のスポーツでもスターの位置を確立しました。ウォール・ストリート・ジャーナルによって、世界で最も卓越したスポーツ・ブランドのひとつに選ばれたのです。その栄誉は、レースでの数え切れない勝利の結果としてではなく、カンパニョーロが他の企業と一線を画し、クオリティやサービスに絶えず強く関心を払っていることによってこの栄誉を獲得することに成功しました。
創業とクイックレバーの発明
トゥーリョ・カンパニョーロが起こしたが創業したイタリアの自転車部品専業メーカー。
もともと、カンパニョーロ家は作業場を持つ金物屋であった。そこで、自分の経験を生かし、自転車の部品の製造を開始した。
トゥーリョ・カンパニョーロは自転車の競技者であったが、レース中にホイールを脱着するために作業を使用としたが、手がかじかんでしまい、作業をうまく行うことができなかった。
その経験から開発されたのが、現在に続くクイックレバーの発明であった。
変速形式の定着
1933年にヴィチェンツァに会社を設立。トゥーリョは自転車競技から引退し、自転車パーツメーカーとして本格的な活動を開始した。
50年代に発表した、「グラン・スポルト」のリア変速機は堅牢、且つ先進的なメカニズムで大きな評価を受け、徐々に競技自転車パーツメーカーとしての地位を確立させる。
60~70年は多くのプロチームがカンパニョーロ社の部品を使用してレースに参戦し、その中で、変速性能に優れたパンタグラフ方式へと徐々に進化。
1971年にカンパニョーロ社より「ヌーヴォレコード」が発表され現在のリヤディレーラーの基本設計がほぼ定着する。
現在そして、未来
世界で初めて11段変速を製品化し、それだけでなく、電動コンポーネントにもいち早く着目。
多くのプロレースチームをサポートしながら着実に進化しています。