Jamisとは
1937年創業のアメリカ・ニュージャージーに本社を構えるG・Jannou Cycleを母体に持つブランド、1979年にJamisブランドは立ち上がり、米国内において最も古い創業者が持つ、総合スポーツバイクブランド。
Jamisは、乗りたくなる自転車を、実直に作っています。
Jamisは、35年以上にわたり、サイクリストのための自転車を作ってきました。熟達したサイクリストに認められる製品を作り続けてきました。それは当たり前のこと。なぜなら、作り手自身が乗ることを愛するサイクリストだからです。
理論や技術、データとして最高なことを実証するためではなく、乗り手が実際に走りたい場所で、走りたいように走れる自転車。つまりライドの楽しさをそのまま体現できる乗り物を作るため、真摯に研究を続けてきました。
作った本人が乗りたくなる自転車。 毎日でも乗りたくなる自転車。それをただ実直に作り続けてきたブランド。それがJamisです。
一つのコンセプトを、長い年月をかけて熟成させます
Jamisの母体であるG・Jannou Cycleは1937年、ヨーロッパの自転車とパーツを、地元地域の自転車好きのために仕入れることから始まりました。サイクリストのためのビジネスであるという心意気は、地域からの信頼を確かに獲得し、その自転車卸会社は全米に事業を拡大しながら、歴史を紡いでいきました。
1979年、その事業思想をJamisというブランドに託し、「長く納得してもらえるスポーツバイク」を作り始めます。その気持ちがDragon、DakarといったMTBのロングセラーモデルに代表される、一つのコンセプトのバイクを乗り手の要望に応えて進化させながら、長く作り続ける姿勢となって表れています。
またロードバイクにおいても、 25年以上作られ続けてきた歴史あるEclipseというモデルの思想は、現在 ではIconシリーズに引き継がれ、新たな素材と設計の元に同じ歴史を刻んでいます。
それが、次もJamisを選んでもらえる方を増やし続けている理由であると信じています。35年を超える年数を経て、現在では米国で最大規模を誇る自転車ブランドとなったJamisですが、その実直な物づくりへのこだわりは、当初からなんら変わってはいません。
最高の技術とこだわりは、広告ではなくサイクリストのために
一つのコンセプトを長く大事にするJamisですが、実際の技術、素材、そして考え方は、その時代の最高のものを選びます。すべての技術的なこだわりは、乗り手のためのもの。広告に「最先端」の文字を踊らせるためではありません。ブランドイメージではなく、実際の乗り心地で選んでもらうために。それが、自転車専門誌の目の肥えた編集者たちの「エディターズ・チョイス」自分が乗りたいバイクとしてJamisのモデルを、いくつも、何度も、選んで頂いている一番の理由なのかもしれません。代表的なのは、カーボンバイクの生成技術であるNear-Net SPV。カーボン繊維とレジンをよりよく融合させ、パイプの内側すらも滑らかに仕上げるこの技術は、極限までの軽さと求めるしなやかさを、無駄なく実現できるJamis独自の技術です。
また設計自体も、造る側ではなくそれに乗るサイクリストの求めるものを一番に考えています。それを体現するのがSST(Size Specific Tubing)と呼ばれるJamisの独自工法です。これはフレームサイズごとに使用する素材のパイプ径と肉厚を変え、サイズが違っても同じ乗り味を味わえるというこだわりです。
単にフレームサイズに合わせた縮尺で各素材の長さを変えると実際の乗り味は、小さければ固く、大きければ軟らかくなりがちです。それを防ぎ、サイズが変わっても同じ最高の乗り味となるよう、細かく異なる素材を使ってフレームは、一台一台ハンドメイドされています。
今日できるこだわりを、明日も続けていく
完璧な自転車を作るのは不可能なことでしょう。でもそれを実現するために、自転車好きの声を反映させていくのは、そんなに難しいことではありません。
必要なのは、自転車を愛する心と、それを長く続けていこうという気持ち。今日できることを、明日もしていく。JAMISは、これからもそんな自転車作りを心がけています。それが、自転車好きが、自転車好きのためにできる最大の、そして唯一の真心だからだと考えているからです。