壊れたら交換・・・だけど・・・
当ブログをお読みの皆様こんにちは！
新宿クロスバイク館の藤平です。
私事ですが最近チェーンを壊して交換しました
チェーンは新品になりましたが、スプロケット側は特に問題無さそうな見た目だったのでそのまま続投
しかし、この判断が誤りだったのです
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異音は突然に
チェーン交換の翌日
いつものように通勤で自転車に乗っていて違和感がありました
4速、5速で漕いでいる時に強めにペダリングをするとゴリゴリとした違和感とともにゴトゴトと異音もします。
幸い変速動作や駆動には大きな問題が無いのでそのまま出勤しましたが、この異音はどう考えてもチェーン交換によるものでしょう
噛み合わせという問題
「チェーンと歯車は同時の交換がオススメです」というのは自転車店員の一般的な文句であり、私自身も修理受付の際に言う事があります
理由として消耗したパーツと新品パーツを組み合わせると噛み合わせが悪くなり異音やギアの滑り等が発生しやすいからです
今回私のバイクに起きた現象はまさにこの症状
スプロケットは二本前のチェーンから使っているので既に8,000km以上走っています
4速と5速で症状が強く出るのは私が多く使う一番摩耗した歯だったからでしょう
試しにスプロケットを交換してみたところ症状は改善
変速もなめらかで快適でした
普段自分がお客様に説明している内容を体感出来る機会は貴重ですね（※なお初めてではない）
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力が掛からないと分からない事もある
スポーツバイクを整備する際基本的にメンテナンス台の上で変速や駆動などの動作確認をしますが、実走では大きな負荷が掛かるので整備時には起きなかった症状が出る事が多々あります
今回もチェーン交換後にメンテナンス台の上でチェックをしていましたが、結果として実走では問題が発生しています。
メカニックとしての経験不足と言われてしまえばそれまでですが、自分で使っている自転車ですらこうなる事もあるので使用状態が詳細に分からないお客様の自転車をメンテナンスするのは本当に難しい事なんです
特に異音やガタつきなどに関する整備は原因の判断に時間が掛かりますが、異常を放置するとパーツを傷めてしまう可能性が高いので早めに対処しましょう
走行中にトラブルを起こせば落車や怪我などのリスクもありますし、ちゃんと整備されている自転車の方が気持ち良く走れるので快適ですよ
ちなみに私も割とやるので強く言えない所もありますがレースやイベントの直前にパーツ交換を伴う整備をするのは悪手です
今回のように整備によるトラブルが発生する可能性があるのでテスト走行や不具合が発生しても対処出来る時間的猶予を設けるべきです。
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スポーツバイクという乗り物で大切な事
私が書く記事では毎度のように言っていますが「自転車は全体が消耗品である」という事を常に心掛ける事が大切です
自転車店という場所で働いていると「そんな所が壊れる事ある！？」というようなビックリする壊れ方で入庫してくる車体も多いので、ライダー一人一人がこう思うだけでもかなり違うと思いますよ
自転車の異常は勝手に治癒する事は無いですし、放っておくと悪化して結果的に後で高い修理金額になるだけです
普段から目視点検など愛車を労ってあげましょう
分からない事があれば自転車店にご相談下さい！
