信州シクロクロスシリーズの飯山大会が2日間連続で開催されました。

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SCOTT情報 14年12月11日

信州シクロクロスシリーズの飯山大会が2日間連続で開催されました。冬になるとクロスカントリースキーで賑わう、長峰スポーツ公園でナイター設備も完備の立派な施設でした。前日までは全く雨降らずに雪の雰囲気すら感じない天気でしたが、土曜日になると一変大雪警報が発令する程の大雪。会場は銀世界にアップデートされ、車のアクセス道路すら大変で、レースコースに500本もの杭打ちもリセットされ、大ピンチを迎えられておりました。

しかし、ここは雪国の底力を見せつけどころ。除雪の完備で駐車場は確保さ...れ、レースコースもスノーモービルで圧雪され、コーステープはほぼ使われずにパイロンでのルート設定。当初の予定よりも半分にカットされ、グラウンドと丘を駆け上がるレイアウトで開催にこぎ着けられました。

土曜日はナイタークロス。通常でも問題ない程に視界は確保されますが、銀世界に変わった為により問題なくレースを走れる状況でした。松本選手は2列目スタートでレース開始。第一コーナーもいつもより慎重な走りから、シングルレーンに突入。2人前を走る選手が大きなレーンミスから弾き飛ばされ、大規模な落車が発生。ほぼ完全ストップでその間にもトップとは20秒の大差でレースが始まりました。

暫くは押しでクリア。冷えてくる気温で乗れる区間も多くあり、スピードを出して焦ると一気にコース脇へとはじき出される為、冷静な判断とバランス力、何よりも集中力が必要となるレースでした。
トップを走る横山選手には一度ラップされてしまいましたが、その他の選手とはほぼ同じペースかそれ以上のペースで進み6位でのゴールとなりました。

続く2日目は、2列目よりスタート。コースは前日と同じですが気温が上昇し太陽が照りつける程。コースはぐしゃぐしゃとなり、ほぼ乗れない状況。自転車を持ったランニングレースと言ってもおかしくないレースでした。レースからやめる選手も多い中、ランニングの速い選手が前を行く状況。後方へと追いやられた松本選手にはとても苦しい状況。それでも、レース後半になるに連れてランニングレーンの雪が少なくなり走行出来る区間が増えはじめ、少しづつラップタイムを短縮。トップの横山選手にギリギリラップアウトを回避して8位でゴールとなりました。

2日間共に松本選手は、持ち前のテクニックで乗車率を高めて展開。下りは片足を出して滑らせながら下り、電動シフターの強みである簡単な変速操作で温存。それでも、ギアの隙間に入る雪で変速が限られ、一度バイクチェンジ。雪対策に解氷剤で凍結対策するなど、雪国ならではのアイデアでレース対策もこなしていました。

また、タイヤはチューブレスレディーで1.3と低圧の走行対策。両日ともマッドタイヤを使用しておりましたが、初日はナイターで気温が低い為に、砂地場と同じ状況なのでサンドが良かったのですが、読みが外れそこは失敗。2日目は、数十秒でも乗れる状況があったので、大きくタイムを短縮出来たようです。

週末に迫る、全日本シクロクロス選手権は見送りとなります。出場の皆さんは泥対策しっかりなさって、頑張ってください。次戦レースは、21日富士山クロスになります。

合わせまして、本人のレポートもチェックしてください。
http://blog.goo.ne.jp/26mashun

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